
硬筆書写技能検定の内容や受験に向けてのポイントを順次、ブログで紹介させていただいています。
今回は硬筆書写技能検定2級~実技問題について、お伝えしたいと思います。
硬筆書写技能検定2級のレベルとしては、「硬筆書写の専門的技術及び知識をもって書くことができる程度」として、日本書写技能検定協会では位置づけられています。
対象年齢は、高校生、大学生、一般社会人となっています。
2級の問題では、実技問題が6問、理論問題が4問出題され、試験時間は90分です。
〇硬筆書写技能検定2級の合格ラインについて

試験問題は、実技問題が6問、理論問題が4問出題され、各問100点満点です。
実技問題は600点満点、理論問題は400点満点となります。
実技問題は475点以上、理論問題は295点以上が合格になります。
実技問題の平均点は80点、理論問題の平均点は75点、合格率は46.7%と統計が出ています。
実技問題は600点満点、理論問題は400点満点となります。
実技問題は475点以上、理論問題は295点以上が合格になります。
実技問題の平均点は80点、理論問題の平均点は75点、合格率は46.7%と統計が出ています。
〇第1問 速書き(4分間に125字程度)を書く問題について

第1問は、4級から1級まで速書き問題で統一されています。
書き始める前に、1分間の黙読時間が設けられています。この1分間に文章をできるだけ頭に入れて書き始めましょう。
2級になると、かなり文字数も多くなります。
4分で問題の文章を書き終えなければなりませんので、4分をムダなくよりていねいに書けるよう、「4分間」の感覚をつかめるよう練習していきましょう。
その上で、行頭、行尾をそろえること、できるだけ字粒をそろえること、文字の中心線をそろえることなどにも、気を配って書いていきましょう。
書き始める前に、1分間の黙読時間が設けられています。この1分間に文章をできるだけ頭に入れて書き始めましょう。
2級になると、かなり文字数も多くなります。
4分で問題の文章を書き終えなければなりませんので、4分をムダなくよりていねいに書けるよう、「4分間」の感覚をつかめるよう練習していきましょう。
その上で、行頭、行尾をそろえること、できるだけ字粒をそろえること、文字の中心線をそろえることなどにも、気を配って書いていきましょう。
〇第2問 かい書と行書(各10字)を書く問題について

この問題は、枠内に5つの熟語を楷書と行書で書く問題です。
マス目がありませんので、5つの熟語を枠内にバランスよく配置して書きましょう。
そして、文字の大きさ、中心を整えることなどにも注意しましょう。
楷書は点画を正しく接して書き、行書は連続して書けるところ、とめ、はね、はらいなどの点画の形が変わるところを、理解して書いていきましょう。
マス目がありませんので、5つの熟語を枠内にバランスよく配置して書きましょう。
そして、文字の大きさ、中心を整えることなどにも注意しましょう。
楷書は点画を正しく接して書き、行書は連続して書けるところ、とめ、はね、はらいなどの点画の形が変わるところを、理解して書いていきましょう。
〇第3問 縦書き 漢字かな交じり文(約50字程度)を書く問題について

この問題は、漢字かな交じり文を縦書きに書く問題です。
漢字は行書で書くこと、平仮名は連綿で書いてもよい、と定められています。
行頭、行尾の余白をとり、1行ごとの書き始めや書き終わりを揃えること、行の中心に文字をそろえることなどに気をつけると美しく仕上がるでしょう。
漢字は平仮名よりやや大きく書くと、よりバランスが良くなります。
漢字は行書で書くこと、平仮名は連綿で書いてもよい、と定められています。
行頭、行尾の余白をとり、1行ごとの書き始めや書き終わりを揃えること、行の中心に文字をそろえることなどに気をつけると美しく仕上がるでしょう。
漢字は平仮名よりやや大きく書くと、よりバランスが良くなります。
〇第4問 横書き 漢字かな交じり文(約65字程度)を書く問題について

この問題は、漢字かな交じり文を横書きに書く問題です。
漢字は楷書で書くこと、数字、ローマ字は、仮名や漢字に似合うものであればよいとなっています。
第3問同様、各列の行頭、行尾はそろうように書きましょう。
ひとまとまりの数字が2列に渡らないように1列内に書きましょう。
ローマ字が2列に渡ってしまうときは、文節で分けてハイフンを付けてから下の列に書きましょう。
横書きも縦書きと同様に、列の中心線上に書くこと、字間の空きすぎ、詰まりすぎ、字粒の大小など、全体のバランスにも気を付けて書きましょう。
漢字は楷書で書くこと、数字、ローマ字は、仮名や漢字に似合うものであればよいとなっています。
第3問同様、各列の行頭、行尾はそろうように書きましょう。
ひとまとまりの数字が2列に渡らないように1列内に書きましょう。
ローマ字が2列に渡ってしまうときは、文節で分けてハイフンを付けてから下の列に書きましょう。
横書きも縦書きと同様に、列の中心線上に書くこと、字間の空きすぎ、詰まりすぎ、字粒の大小など、全体のバランスにも気を付けて書きましょう。
〇第5問 はがきに通信文を書く問題について

この問題は、はがきサイズに印刷された回答用紙に、通信文を縦書きにバランスよく書く問題です。
はがきの外枠ギリギリに書かず、天地左右は5㎜程度余白を取り、何行で書くとよいか、どこで改行したらよいのか、レイアウトを考えてから書き始めると良いでしょう。
文字があまり大きくならないようにし、行間を文字幅ぐらいにゆったりとると、読みやすく、スッキリとした仕上がりになると思います。
はがきの外枠ギリギリに書かず、天地左右は5㎜程度余白を取り、何行で書くとよいか、どこで改行したらよいのか、レイアウトを考えてから書き始めると良いでしょう。
文字があまり大きくならないようにし、行間を文字幅ぐらいにゆったりとると、読みやすく、スッキリとした仕上がりになると思います。
〇第6問 掲示文について

この問題は、横書きの掲示文を油性マーカーまたは耐水性顔料マーカーで、B4用紙を縦に使用して書く問題です。
紙面一杯に書かないよう周りには、必ず3㎝程度の余白を取りましょう。
「30㎝ものさし」を準備してレイアウトを十分に考えてから、書き始めましょう。
タイトルは真ん中に大きく書き、項目、内容の書き始めをそろえて書くと、見栄えの良い掲示文に仕上がると思います。
紙面一杯に書かないよう周りには、必ず3㎝程度の余白を取りましょう。
「30㎝ものさし」を準備してレイアウトを十分に考えてから、書き始めましょう。
タイトルは真ん中に大きく書き、項目、内容の書き始めをそろえて書くと、見栄えの良い掲示文に仕上がると思います。
〇まとめ

3級と大きく異なる問題は、第5問のハガキの問題です。
その他の実技問題は、3級と大きく変わりませんので、3級合格後は2級にもぜひチャレンジしていただきたいな・・・と思います。とは言え、3級より、合格へのハードルはうんと上がります。
しかし、だからこそ、公的資格として、2級合格はとても価値ある資格ですし、自信にもつながると思います。
このブログが、みなさんの2級受験のきっかけになれたら、とても嬉しいです。
その他の実技問題は、3級と大きく変わりませんので、3級合格後は2級にもぜひチャレンジしていただきたいな・・・と思います。とは言え、3級より、合格へのハードルはうんと上がります。
しかし、だからこそ、公的資格として、2級合格はとても価値ある資格ですし、自信にもつながると思います。
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