以前のブログで、筆順についての基本的な原則についてお伝えさせていただきましました。
今回のブログでは、その原則で説明できない文字や、文字によっては、2つ以上の筆順があったり、行書になると筆順が変わる文字などについて、「筆順指導の手びき」を参考に、お伝えさせていただきたいと思います。
筆順が2つ以上ある文字について
筆順は、現在「筆順指導の手びき」に示されている原則が基本となっています。
その大原則は
①【上から下へ】
②【左から右へ】
の2つです。
その原則を基本にしながらも、筆順が2つ以上ある文字があります。
特に気を付けたい筆順の文字について、お伝えさせていただきます。
その大原則は
①【上から下へ】
②【左から右へ】
の2つです。
その原則を基本にしながらも、筆順が2つ以上ある文字があります。
特に気を付けたい筆順の文字について、お伝えさせていただきます。
筆順が2つ以上ある文字 【上、点、店】
「上、点、店」は、通常①の筆順で、縦画を始めに書きます。
小学校の学習でも①の筆順で指導されています。
行書になると②の筆順が多く使われています。
小学校の学習でも①の筆順で指導されています。
行書になると②の筆順が多く使われています。
筆順が2つ以上ある文字 【取・最・職・厳】
「取・最・職・厳」の「みみへん」は通常は①の筆順も、②の筆順もありますが、
通常は①の筆順で書きます。
学校教育でも①の筆順で指導されています。
行書になると、②の筆順で書かれることが多いようです。
通常は①の筆順で書きます。
学校教育でも①の筆順で指導されています。
行書になると、②の筆順で書かれることが多いようです。
筆順が2つ以上ある文字 【必】
「必」は、色々な筆順があるようですが、①の筆順と、②の筆順が多く使われています。
①の筆順の方が形を整えて書きやすいことから、「筆順指導の手引き」の中でも①の筆順が一般的とされています。
学校教育でも①の筆順で指導されています。
行書では、②の筆順で書かれたものも見られます。
①の筆順の方が形を整えて書きやすいことから、「筆順指導の手引き」の中でも①の筆順が一般的とされています。
学校教育でも①の筆順で指導されています。
行書では、②の筆順で書かれたものも見られます。
筆順が2つ以上ある文字 【発・登】
「はつがしら」の筆順も色々ありますが、①の筆順が一般的に使われています。
学校教育でも①の筆順で指導されています。
②の筆順と③の筆順は、行書で使われることが多いです。
学校教育でも①の筆順で指導されています。
②の筆順と③の筆順は、行書で使われることが多いです。
筆順が2つ以上ある文字 【感・盛】
「感・盛」は、➀と②の筆順があります。
漢字の形と、【上から下へ】の大原則➀があることから、①の筆順で書きます。
学校教育でも①の筆順で、指導されています。
漢字の形と、【上から下へ】の大原則➀があることから、①の筆順で書きます。
学校教育でも①の筆順で、指導されています。
筆順が2つ以上ある文字 【馬】
「馬」は①と②の筆順がありますが、「上から下へ」の大原則➀から、通常は①の筆順で書きます。
学校教育でも①の筆順で指導されています。
行書では②の筆順で書くことが多いです。
学校教育でも①の筆順で指導されています。
行書では②の筆順で書くことが多いです。
筆順が2つ以上ある文字 【無】
「無」は➀と②の筆順がありますが、「上から下へ」の大原則➀から、通常は①の筆順で書きます。
学校教育でも①の筆順で指導されています。
行書では②の筆順が多く使われています。
学校教育でも①の筆順で指導されています。
行書では②の筆順が多く使われています。
筆順が2つ以上ある文字 【興】
「興」は、➀と②の筆順がありますが、「左から右へ」の大原則②の考えから、①の筆順が一般的です。
学校教育でも①の筆順で指導されています。
学校教育でも①の筆順で指導されています。
筆順の原則では説明できない文字について
先にもお伝えしたように、筆順には基本となる原則があります。
その原則で説明できない文字がありますので、お伝えさせていただきます。
その原則で説明できない文字がありますので、お伝えさせていただきます。
原則では説明できない文字 【「にょう」を先に書く文字と、後に書く文字】
「にょう」を先に書く文字には、処・起・勉・題などがあります。
これらは、「左から右へ」「へんが先、つくりが後」の原則②の考え方で説明できます。
「にょう」を後に書く文字には、近・建・直などがあります。
これらは、「左から右へ」「へんが先、つくりが後」の原則に当てはまらない文字です。
同じ「にょう」がつく文字ですが、このように違いがありますので、覚えておきましょう。
これらは、「左から右へ」「へんが先、つくりが後」の原則②の考え方で説明できます。
「にょう」を後に書く文字には、近・建・直などがあります。
これらは、「左から右へ」「へんが先、つくりが後」の原則に当てはまらない文字です。
同じ「にょう」がつく文字ですが、このように違いがありますので、覚えておきましょう。
原則では説明できない文字 【左払いを先に書く文字と、後に書く文字】
左払いを先に書く文字には、九・及、などがあります。
これらは、「左払いが先」という原則⑤で説明することができます。
左払いを後に書く文字には、力・刀・万・方・別などがあります。
これらは、「左払いが先」という原則⑤に当てはまらない文字です。
同じような形の文字ですので、覚えることが必要です。
私の経験の中で、特に間違いやすいと感じる文字は、「万」です。
2画目が「払い」にならないように、覚えておきましょう。
これらは、「左払いが先」という原則⑤で説明することができます。
左払いを後に書く文字には、力・刀・万・方・別などがあります。
これらは、「左払いが先」という原則⑤に当てはまらない文字です。
同じような形の文字ですので、覚えることが必要です。
私の経験の中で、特に間違いやすいと感じる文字は、「万」です。
2画目が「払い」にならないように、覚えておきましょう。
硬筆書写技能検定にも出題される筆順問題について
文部科学省後援 硬筆書写技能検定にも筆順問題は出題されています。
5級から3級までは、小学校で学習する①の筆順で回答すれば問題ありません。
しかし、準2級以上については楷書と行書の場合の筆順問題が出題されていますので、行書で書く場合や、その他の筆順②の筆順を知っていることが必要になってきます。
行書の筆順が、楷書と異なる筆順の文字もありますので、しっかりと知識を増やしていくことが大切です。
5級から3級までは、小学校で学習する①の筆順で回答すれば問題ありません。
しかし、準2級以上については楷書と行書の場合の筆順問題が出題されていますので、行書で書く場合や、その他の筆順②の筆順を知っていることが必要になってきます。
行書の筆順が、楷書と異なる筆順の文字もありますので、しっかりと知識を増やしていくことが大切です。
まとめ
今回は、「筆順指導の手びき」を参考に、原則で説明できないものや、2つ以上の筆順があったり、行書になると筆順が異なる文字の中で、特に気をつけておきたい文字についてお伝えさせていただきました。
筆順については、小学校で学ぶ筆順を基本に知っていれば問題はありませんが、一つの文字に一つの筆順しかない文字もあれば、二つ以上の筆順をもつ文字もあります。
また、行書を書く場合、楷書の筆順と同じ文字もあれば、異なる文字もあります。
このような文字があることも知っていただき「硬筆書写技能検定」受験の際にも役立ていただければ幸いです。
筆順については、小学校で学ぶ筆順を基本に知っていれば問題はありませんが、一つの文字に一つの筆順しかない文字もあれば、二つ以上の筆順をもつ文字もあります。
また、行書を書く場合、楷書の筆順と同じ文字もあれば、異なる文字もあります。
このような文字があることも知っていただき「硬筆書写技能検定」受験の際にも役立ていただければ幸いです。