私は以前、〈硬筆書写技能検定とはどのような検定試験?〉というテーマでブログを公開させていただきました。
一般財団法人《日本書写技能検定協会》が実施、運営している《文部科学省後援硬筆書写技能検定》は、1級から6級までの段階があり、年3回実施しています。
今回のブログでは、5級にしぼって、試験内容や受験に向けてのポイントをお伝えしたいと思います。
❬5級受験の対象年齢は、小学3年生以上、中、高学年で、書写の初歩的な技術及び知識をもって書くことができる❭となっています。
試験問題は、実技問題が4問、理論問題が1問出題され、試験の時間は1時間です。
実技問題は、かい書で書くという規定になっていますので、雑な書き方にならないように、ていねいに書くことが大切です。
また、筆記具はすべて鉛筆を使って書くことになっています。指示どおりの筆記具を使用していない場合は、減点となります。Bから3B位の鉛筆を使って書くとよいでしょう。
理論問題には、小学校までの教育漢字、ひらがな、カタカナの筆順を〈〇×〉で回答する問題が出題されています。
漢字やひらがなの書き方といった内容なので、小学校のお子さまで受験することが出来ます。初めての検定試験としては、取り組みやすい試験だと思います。
〇硬筆書写技能検定5級合格ラインについて
試験問題は、実技問題が4問、理論問題が1問あり、各問題100点満点で実技は400点満点です。
理論問題は100点満点で、実技・理論合計で500点満点です。
総合計点で295点以上が合格になりますので、実技問題で減点が多くても、理論問題が高得点をとれていれば、合格できることもあります。
実技・理論の平均点は60点、合格率は94.9%と統計が出ています。
理論問題は100点満点で、実技・理論合計で500点満点です。
総合計点で295点以上が合格になりますので、実技問題で減点が多くても、理論問題が高得点をとれていれば、合格できることもあります。
実技・理論の平均点は60点、合格率は94.9%と統計が出ています。
〇第1問 漢字かな交じりの言葉(5~6字)を書く問題について
この問題は、各文字を2.5㎝の枠内に5~6文字を書くことになっています。
小学生が使う国語8マスノートくらいのマス目の大きさです。マス目が大きいので、それだけに一点一画の基本点画がしっかり理解できているかが問われます。
漢字はかい書で、正しく止め、はね、はらい、点画の接筆などに気を付けてきちんと書きます。
また、文字が正しく書けているか、整っているか、マス目に対して適切な大きさ、配置で書けているか、にも気を付けて書きましょう。
小学生が使う国語8マスノートくらいのマス目の大きさです。マス目が大きいので、それだけに一点一画の基本点画がしっかり理解できているかが問われます。
漢字はかい書で、正しく止め、はね、はらい、点画の接筆などに気を付けてきちんと書きます。
また、文字が正しく書けているか、整っているか、マス目に対して適切な大きさ、配置で書けているか、にも気を付けて書きましょう。
〇第2問 漢字かな交じり文(縦書き14~16字)を書く問題について
この問題は、第1問より少し小さい2.0㎝の枠内に、14~16字の漢字かな交じり文を縦書きの2行で書きます。
小学生が使う国語10マスノートくらいのマス目の大きさです。
基本点画などに気を付けて、正しく字形を整えて、ていねいに書くことは第1問と同じです。
文字の中心を整えて、文字を間違えないように、マス目の7~8割くらいの字の大きさで書きましょう。
小学生が使う国語10マスノートくらいのマス目の大きさです。
基本点画などに気を付けて、正しく字形を整えて、ていねいに書くことは第1問と同じです。
文字の中心を整えて、文字を間違えないように、マス目の7~8割くらいの字の大きさで書きましょう。
〇第3問 漢字かな交じり文(横書き30字)を書く問題について
この3問は、漢字、ひらがなの他にカタカナ、数字、ローマ字が交ざっていることが特徴で、5級の問題では一番難しいでしょう。
ひらがな、カタカナや数字、ローマ字もかい書にあった書きぶりや大きさで書くことが大切です。
横の中心線に対して、文字が上下にならないように、中心線にそろえて書くことが大切です。
漢字はひらがな、カタカナ、数字、ローマ字よりも少し大きめに書きましょう。
そして、書き始めは、ワク線から5㎜程度の余白をとって書き始め、行尾は7㎜程度の余白を取り、行頭、行尾をそろえて書くと、とても整って見えます。
1行の字数は12~13字くらいが適当です。
また、答案用紙の行は余っても差し支えありません。
ひらがな、カタカナや数字、ローマ字もかい書にあった書きぶりや大きさで書くことが大切です。
横の中心線に対して、文字が上下にならないように、中心線にそろえて書くことが大切です。
漢字はひらがな、カタカナ、数字、ローマ字よりも少し大きめに書きましょう。
そして、書き始めは、ワク線から5㎜程度の余白をとって書き始め、行尾は7㎜程度の余白を取り、行頭、行尾をそろえて書くと、とても整って見えます。
1行の字数は12~13字くらいが適当です。
また、答案用紙の行は余っても差し支えありません。
〇第4問 掲示文について
掲示文は、天地21.0㎝左右8.5㎝の枠内に2行で書くことになっています。
レイアウトがとても大切です。
上下左右の余白や、1行目と2行目の間隔、文字と文字の間隔など、全体の配置を考えてから書き始めましょう。
まず、縦に二分割し、上の余白は、ワク線から1㎝~2㎝程度に、下の余白はワク線から1.5㎝~2.5㎝程度にして書きましょう。
1行目と2行目の文字数が違う場合がありますから、文字数の少ない行は下の余白が広く空いても問題ありません。
漢字の大きさ10に対して、ひらがなは8くらいの大きさのバランスで書くと、読みやすく整った仕上がりになると思います。
掲示を目的とした問題ですので、文字も大きく書くことから、用具は、太めの4B~6B の鉛筆を用いるのが良いかと思います。
レイアウトがとても大切です。
上下左右の余白や、1行目と2行目の間隔、文字と文字の間隔など、全体の配置を考えてから書き始めましょう。
まず、縦に二分割し、上の余白は、ワク線から1㎝~2㎝程度に、下の余白はワク線から1.5㎝~2.5㎝程度にして書きましょう。
1行目と2行目の文字数が違う場合がありますから、文字数の少ない行は下の余白が広く空いても問題ありません。
漢字の大きさ10に対して、ひらがなは8くらいの大きさのバランスで書くと、読みやすく整った仕上がりになると思います。
掲示を目的とした問題ですので、文字も大きく書くことから、用具は、太めの4B~6B の鉛筆を用いるのが良いかと思います。
〇第5問 理論〈筆順〉問題について
漢字、ひらがな、カタカナの筆順が10問、〈〇✕〉で回答する問題が出題されます。
漢字は、教育漢字の中でも日常的によく使われる文字が繰り返し出題されているようです。
また、ひらがな、カタカナの中でも筆順をまちがえやすい字が出題されます。
しっかりと学習をして、国語の学習や、漢検の受験にも役立てましょう。。
漢字は、教育漢字の中でも日常的によく使われる文字が繰り返し出題されているようです。
また、ひらがな、カタカナの中でも筆順をまちがえやすい字が出題されます。
しっかりと学習をして、国語の学習や、漢検の受験にも役立てましょう。。
〇まとめ
硬筆書写技能検定5級は、小学生が初めて検定試験に挑戦するのに取り組みやすい級です。
日頃から文字を、正しく学習し、ていねいに書く習慣をつけていくことは、受験のために…だけでなく、日常の学校生活などにおいても大いに生かされていき、高評価にもつながっていくことと思います。
はじめの一歩は、6級、5級でも、この一歩づつの積み重ねが公的なライセンスとして認定される、3級、2級へとつながっていかれると思います。
さあ、受験に向けてチャレンジしてみましょう!
日頃から文字を、正しく学習し、ていねいに書く習慣をつけていくことは、受験のために…だけでなく、日常の学校生活などにおいても大いに生かされていき、高評価にもつながっていくことと思います。
はじめの一歩は、6級、5級でも、この一歩づつの積み重ねが公的なライセンスとして認定される、3級、2級へとつながっていかれると思います。
さあ、受験に向けてチャレンジしてみましょう!