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一筆箋を活用して、手書きの文字を生活に...

以前のブログでは「手紙の魅力をおつたえしたくて」で、手紙の魅力についてご紹介しました。

手書きの文字には、活字とは違う温かさがあり、読む人の心に響くものがあります。

「ありがとう」のたった一言でも、手書きで添えてあるだけで、ほっこりと温かい気持ちになりますよね。

今回のブログでは、そんな手書きの文字を日々の生活にもっともっと取り入れてほしいな…と思い、日常生活に取り入れやすい「一筆箋」の活用法についてお話ししたいと思います。

〇一筆箋とはどんなもの?

一筆箋とは、縦18㎝横8cmほどの、短冊型の細長い便箋のことをいいます。
行数はだいたい5行ほどで、「ちょっと一言」を添える場合にとても便利です。
最近では「ごあいさつ箋」や「ひとこと箋」「そえぶみ箋」「ほそメモ」などたくさんの種類のものがお店にならんでいます。
用途に応じて使うものや図柄を選び、楽しく生活に取り入れてほしいと思います。

〇一筆箋を生活に取り入れて...

一筆箋は、それ単独では使わず、「何か物に添える場合」に使うといいでしょう。
ちょっとしたプレゼントや、お土産、借りていた物を返す時など、品物のやり取りをするときに、一筆箋が添えられているだけで好印象になります。
「連休に家族で旅行に行ってきました。〇〇ちゃんの好きな桃のお菓子があったので、お土産に買ってきました!みんなで食べてね!」
など、ちょっとした一言が添えられていると、受け取った方の気持ちも和むのではないでしょうか?
また、ビジネスでは、メモ用紙やふせん紙などが多く使われることと思いますが、状況に応じては、書類の受け渡しや、お客様とのやり取りなど、メモよりも一筆箋の方が良い場合があるかもしれません。
そのように、メモや一筆箋を上手に使い分け、手書きの一言を添えるだけで「丁寧な方だな」「気遣いのできる人だな」と先方に良い印象を持っていただけることもあるのではないでしょうか?

〇一筆箋の書き方は?

手紙を書く際には、前文・主文・末文・後付け、という形式がありますが、一筆箋は形式やルールにこだわらず、自由な書き方をすることができます。
書けるスペースも少ないですから、用件だけでもかまいませんが、もしスペースがあれば簡単な季節のあいさつや、相手を気遣う結びの言葉などを入れると良いでしょう。
目上の方には敬語で、友人など親しい間柄の人に書く場合は、普段の話し言葉でと、相手との関係性を考えて文章を書くように心がけましょう。
絵柄の上に文字を書くと読みにくくなってしまうので、絵柄の上には文字が重ならないように書きましょう。
そして、図柄も、書く内容や季節、渡す相手により、「どんな図柄がよいかな?」と、多少配慮すると、より行き届いたものになると思います。

〇一筆箋の渡し方は?

一筆箋は封筒に入れる必要はありません。プレゼントなどに添える場合は、品物の上に載せて一緒に包装したり、品物と一緒に袋に入れて渡しましょう。
資料などの書類に添えて渡す場合は、一筆箋をクリップで留めて、クリアファイルや封筒に入れて渡しましょう。

〇一筆箋を使う上での注意点

一筆箋は、手軽に文章を書いて使える便利なツールではありますが、TPOをまちがえると相手の方へ失礼になってしまう場合もあります。
渡す方との関係性や書く内容によっては、物に添える場合でも一筆箋ではなく、短くても、便箋・封筒を使った方が良い場合などもあります。
ハガキ、手紙、一筆箋など、それぞれの使う場面、場合を考え、お渡しする方へ失礼にならないよう、使い分けることは大切だと思います。
また、図柄も、どんな図柄を選んでいるかによって印象がちがうように思います。
一筆箋は簡単に使えるからこそ、このようなことにも配慮し、一筆箋を上手に使いこなして、手書きの文字を生活の中に取り入れていきましょう。

〇まとめ

メールやSNSの普及により、簡単に気持ちのやり取りが出来るようになりましたが、やはり手書きの文字ならではの良さがあると思います。
そんな手書きの文字を、日々の生活に上手く取り入れ、人とのコミュニケーションを深めていけると、とても素敵ですね!
今回ご紹介した「一筆箋」は、日々の生活の中に取り入れやすい、とても便利なアイテムです。
文房具店の便箋コーナーには、色々なデザインの一筆箋が並んでいます。
季節を感じる花をあしらったものや、シンプルなものなど、たくさんの種類のものが並んでいて、見ているだけで楽しい気持ちになるようです。
皆様も、まずは文房具店へ行って、お気に入りの一筆箋を探してみませんか?

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