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ペン習字の講師になりたい!という夢に向かって!

私はペン習字を習ってきた過程の中で、いつしか“自分も教室を持って子ども達にペン習字を教えていきたい”という夢を描くようになりました。

その大きなきっかけは、私が幼い頃に習っていたペン習字の先生から、先生の子どもの教室のお手伝いを依頼されたことでした。

今回のブログでは、先生の子どもの教室のお手伝いをさせていただきながら、ペン習字の講師になりたい!という夢を描くようになった、色々な思いや、子ども達とのエピソードなどをお伝えしたいと思います。

○子どものペン習字教室の補助講師となったきっかけ

私がペン習字を習い始めたのは、小学1年生の秋でした。
その後、中学1年生で《文科省後援 硬筆書写技能検定2級》を取得することができたものの、中学2年生で部活動に専念したいということで、ペン習字を辞めました。
社会人になり時間に余裕もできた頃、何気なく、小中学生の時に習っていたペン習字教室へ何度かお邪魔するようになりました。
そんなある日、先生から「子どもの教室を手伝ってもらえないかな?」という思いもかけないお言葉をいただきました。
正直、夢にも思わないことでしたし、とても責任のあることで、私は戸惑いました。
そんな思いを先生に伝えると、「《文科省後援 硬筆書写技能検定2級》をきちんと取得し、立派な資格を持っているのだから、教えることができるよ!大丈夫!」と背中を押してくださいました。
幼い頃から習ってきて、中学生になって、先生にご指導いただくままに受験して合格できた《文科省後援 硬筆書写技能検定2級》という資格が、こんな意味のある、素晴らしい資格だったのだと、改めて先生のお話を聞く中で認識できました。
なんの自信もないままでしたが、「何事も経験!先生の少しでもお役に立てるなら…」そんな気持ちから、私自身も再び先生の元で、ペン習字を学びながら、子どものペン習字教室の補助講師として、お手伝いさせていただくようになりました。

○“ペン習字教室を開きたい”という思いが芽生えてくるようになって…

先生からお声をかけていただいてから、早速教室をお手伝いさせていただくようになりました。
最初の頃は、幼稚園児や小学校低学年を中心に、ひらがなのアドバイスをしていました。
子ども達の文字が、アドバイスと共に少しずつ上達していく姿に、私自信が大きな喜びを感じていくようになり、私の中に「ペン習字教室を開きたい!」という気持ちが少しずつ芽生えてくるようになりました。
そんな中で、特に強く感じた子ども達の様子をお伝えさせていただきます。

きれいな文字で名前が書けるようになった子ども達を見て…

先生の教室では、体験に来てくれた初めて関わる子どもに、まず名前を書いてもらって、自分の名前の練習から始めています。
体験に来たその日に、名前がとてもきれいに書けるようになり、得意気な子どもや、驚く保護者の方を多く見てきました。
きれいな文字になった名前に大きな花丸をもらう子どもの嬉しそうな顔や、お母さんの姿に私まで嬉しい気持ちになります。
そして先生は『お名前を一番きれいに書こう!』と、常日頃、子ども達に伝え続けています。
この言葉は私が幼い頃からペン習字を習っていた時から、ずっと耳にしている言葉です。
両親から、愛情を込めて付けてもらった大切なお名前です。
そして、「お名前は生涯の中で、最も書く機会が多く、お名前がきれいに書けることは、色々な場面で有益だよ!」と先生はいつも子ども達に話されています。
教室の子供たちは自分の名前を大切に、いつも丁寧に書いていて、素晴らしいなと思います。
私も自分の教室では、先生のこの思いは受け継いでいこうと思います。
そして、これからも、きれいな文字を書けるようになった子ども達の喜ぶ姿を、見ていきたいと思うようになりました。

一生懸命練習する子ども達の姿を見守りながら…

幼稚園児から中学生まで、たくさんの子ども達と関わってきました。
中でも、自分が納得いくまで一生懸命練習し、書き続ける姿にはいつも感動しています。
“○○ちゃんより、きれいな文字を書きたい”とライバル意識を持つ子ども、 “テキストでの昇級・昇段”を目標に一生懸命頑張る子どもがいます。
時には、悔し涙を流す子どももいますが、悔しさをバネにして一生懸命練習する姿に心からエールを送りたい気持ちになります。
アドバイスをもらった通りに文字が書けるようになるまで、何度も何度も一生懸命書き続ける姿は、私も見習わないといけないと思います。
私自身も、まだまだ、学習の過程でもあり、色々な課題に取り組む際に子ども達からエネルギーをもらい、「頑張らなくちゃ!」と大いに励まされます。
そんな子ども達の姿をいつも近くで感じながら、私も“ペン習字教室を開きたい!”という気持ちが膨らむようになりました。

○子ども達との嬉しいエピソード

私が先生の子どもの教室のお手伝いをさせていただいて約8年が経ちます。
たくさんの子ども達と関わり、嬉しい出来事が数え切れないほどあります。
その中で特に印象に残り、“ペン習字の講師になりたい!”と思わせてくれた子ども達とのエピソードをご紹介させていただきます。

展覧会の賞状と金メダルやトロフィーを手にした子ども達の姿を見て…

私達、広島ペン習字教育協会では【全日本ペン書道展】・【市民芸能祭】に作品を出品しています。
【全日本ペン書道展】は母会である、日本ペン習字研究会が主催で開催されている年に1度の全国展です。
【市民芸能祭】は《文化連盟》という東広島市の文化団体の活動発表会です。
それぞれの作品展で、さまざまな賞を受賞できます。
その賞の中には、賞状と一緒に金メダルやトロフィーが貰える賞があります。
初めて金メダルやトロフィーを手にした子ども達の、「やったー♪嬉しい♪」と大喜びしている姿を多く見てきました。
そんな姿を見ている時には、私自身も共に嬉しくなり、これからもたくさんの子ども達の喜ぶ姿を見続けていきたいと思うようになりました。

毎年届く子ども達からの年賀状が楽しみに♪

先生の教室をお手伝いさせていただいているうちに、子ども達から年賀状が届くようになりました。
何人かの子ども達からは、毎年、年賀状が届くようになり、とても楽しみになりました。
また、教室でも年賀状の練習をしています。
初めて年賀状を書いてくれた年から、年々文字がきれいに上達して届く年賀状に、毎年感動しています。
また、届く年賀状はパソコンで印刷された年賀状が多い中、子ども達から届く手書きの年賀状を見ると、心がほっこりとした気持ちになります。
これからも、教室を通して、こうした手書きの良さを子ども達に伝えていきたいなと思います。

子ども達からの感謝の手紙をもらって…

子ども達の中に、ペン習字を辞める時に「手紙」を書いてくれる子どもが何人もいました。
その中には、どの手紙にも「ありがとう」の気持ちが伝えられていて、先生のお手伝いをしているだけの私なのに…と、とても感動しました。
今まで、この子ども達と関わってきて良かった!と、そう思わせてくれました。
これからも、ペン習字を学習していく子ども達に「字を教えてくれてありがとう」、「きれいな文字が書けるようになって良かった」と言ってもらえるように、分かり易く、指導していけるようにならないと!とより思うようになりました。

○まとめ

今回のブログでは、私が“ペン習字教室の講師になりたい!”と思うようになった子ども達とのさまざまな関わりや、エピソードを紹介させていただきました。
私自身、私がペン習字の講師に…と夢を描くようになるなんて思ってもいませんでした。が、子ども達と教室で共に学んだ8年間の中で、子ども達の一生懸命練習している姿、文字がきれいに上達していく様子、それぞれの子ども達の成長を見守りながら、改めて素敵な仕事だな♪と思えるようになりました。
このようなきっかけをくださった、私の先生への感謝の気持ちを忘れず、これからは私も一人のペン習字講師として頑張っていきたいと思います。
つたないブログですが、お読みくださった方が、ペン習字の講師っていいな…。そう感じてくださる方がいてくださると幸いです。

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