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ペンの光のご紹介~手紙実用部の課題について〜

これまでも日本ペン習字研究会刊行の「ペンの光」の内容についてご紹介してきました。
今回は「手紙実用部」の課題についてご紹介していきたいと思います。

◯ペンの光「手紙実用部」の課題について

手紙実用部は、生活に役立つ手紙やはがき文、はがきの宛名書きなどが課題になっている部門です。
4行書きの用紙に手紙文の一部を書く課題の月と、はがきの文例などが課題になっている月とがあります。

手紙文課題

規定課題とは違い、文字数はグンと多くなっています。
字形だけでなく、漢字とひらがな、カタカナなどの文字の大きさや、字間の取り方、中心を整えてまっすぐ書くことなど…文字数の少ない規定課題とは違った難しさもあります。
が、この課題は手紙を書く時など、生活に役立てることのできる、より実践的な課題だと思います。
流麗で美しい連綿(ひらがなを2文字、3文字続けて書くこと)を練習出来るのも、この部門の魅力だと思います。
お手紙を書くことは億劫でも、いただくと、とても嬉しいものです。
この〈手紙実用部〉に取り組むことで、お手紙を書くことに少しづつ慣れていけると良いですね!
文例もとても参考になりますし、この課題に取り組みながら、私もお手紙が気軽に書けるようになりたいなと思います。

はがき課題

日常のお手紙にするほどでもない、ちょっとしたお便りや、年賀状や暑中見舞いなどが課題となっています。
生活の中でも、ちょっとしたお礼状など…はがきを大いに活用したいものです。
しかし、けい線のないはがきはまっすぐに書くこと、行間をそろえることなど、便箋よりむしろ難しいかも知れません。
この課題に取り組む時には、用紙に配置よく書けるよう下敷きなどを作って練習されると良いかと思います。
そうした練習をくり返していくことで、実際のはがきでも、下敷きがなくてもまっすぐに、紙面にバランス良く書けるよう慣れていけると良いですね。
でも、官製ハガキでも、私製ハガキでも、罫線が入ったり、ステキな図柄のハガキも多く有ります。華やかなお気に入りのハガキを選ぶと、書き易さ、楽しさも増すのではないでしょうか?
また、年賀状や暑中見舞い、はがきの表書きなどの課題も、文字の大きさや配置など、大変参考になるすばらしいお手本が用意されています。
私もはがきの課題を練習しながら、生活にいかしていきたいと思います。

◯まとめ

〈手紙実用部〉が一番生活に役立つ課題だと思います。
毎月この部門に取り組みながら、生活の中で、さらっとお手紙やはがきが書けるようになると素敵ですね。
学んだことが生活で生かされると、ペン習字の学習もより楽しく感じられると思います。
〈手紙実用部〉を大いに活用して、手書きの温もりあるお便りを、生活に取り入れていきたいと思います。

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