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ペン習字で毎日をイキイキと

私はペン習字を習い始めて10年になります。

そして、現在、大人のペン習字教室の講師として、日々、人との出会いにめぐまれ、毎日をイキイキと過ごしています。

本ブログでは、そんな私のペン習字を始めるきっかけから、現在までをご紹介させていただきます。そして、このブログをお読み下さった皆様に、ペン習字の楽しさが少しでも伝わると嬉しいです。   40歳を過ぎて、子育てにも一段落。少しずつ自分の時間が持てるようになった私は・・・

〇ペン習字を始めるきっかけは・・・

自宅近くの市の公共施設である地域センターで、ジュニアの硬筆教室が開講されており、娘は楽しく通っていました。
そして、「字が上手だね」とほめられることが多く、母親としても「習わせて良かった」と満足しておりました。先生から毎年、娘に年賀状が届き、その美しく整った文字に、大人の女性の魅力を感じていました。
また、娘に向けて書かれたコメントにも、手書きのあたたかさが伝わるようでした。「こんな風に年賀状がさっと書けるようになりたいな・・・」そんな憧れを抱きながら、高校生になった娘と一緒に通い始めました。

〇習い始める時の気軽さについて

何か習い事を始めるとなると、教材費などに費用がかかり躊躇することもありますね。
でも、ペン習字では「あなたが普段使用しているボールペン1本をお持ちくださいね。」と先生からお聞きし、安心しました。
用具のために費用がいらなかったので、とても気軽に始めることができました。そして、練習する文字は少なめの10文字程度でしたので、負担なく、気軽に練習に向かえました。

〇特に筆ペンの魅力について

学生時代に習字の授業で毛筆を学習しましたが、大人になってからの生活では、習字道具を出して、筆と硯を使うことなどは、ほとんど無いように思われます。
冠婚葬祭ののし袋や、ハガキの表書きなどを書くのにも、筆ペンを使って書くことが日常化していると思います。
ペン習字教室では、ボールペンだけでなく筆ペンもしっかりと学習することができます。はじめはうまく使いこなせず四苦八苦しながら練習していました。先生の手元をよく見て、穂先の動かし方など、一歩一歩段階を踏んで練習していけるので、少しづつではありますが、上達を実感することが出来て、筆ペンの練習が特に楽しくなってきました。

〇月刊誌「ペンの光」の競書出品が励みとなって・・・

私が入会したのは、スキルアップコースです。
テキストとして用いている≪日本ペン習字研究会≫の月刊誌「ペンの光」の規定部、筆ペン部などの競書課題を提出しながら学習していきます。
毎月その提出課題に評価がいただけて、10級から始まり段位へ、師範へと進んでいきます。競書を出品し始めると、ついつい成績ばかりが気になってしまいます。
誌上の自分の名前に〇がついていると昇級ですので、名前の〇印を見つけた時には、思わずガッツポーズをとりたくなるほど嬉しく励みになります。
漢字部、かな部、手紙実用部、受験部、自由作品部と、いろいろな出品部門が用意されており、はば広く学習できると共に、それぞれに評価がいただけることで、モチベーションも上がり、大いに励みになっていきました。

〇まとめ

ブログでご紹介したように、私は広島ペン習字教育協会の教室に入会し、会の母会である≪日本ペン習字研究会≫発行の「ペンの光」誌に競書を出品しながら学習を深め、日本ペン習字研究会の師範位に、たどりつくことが出来ました。
そして、文科省後援の硬筆書写技能検定の資格を取得するための勉強にも取り組み、最高位である1級にも合格することができました。
ここまでの歩みの中には、確かにしんどいこともありました。
でも、知らなかったことを知る事の喜びや、先生、仲間がいることに励まされ、楽しく続けてくることが出来ました。「ペン習字は学習した事がすぐに生活に生かすことができて役立ちます」
そんなペン習字の魅力をこれからも私自身が楽しくイキイキとお伝えしていければと思っています。